人を利用するシステムから活かすプラットフォームへ

人を利用するシステムから活かすプラットフォームへ

人間は、社会の中で働くと、多くの場合巨大なシステムの中に組み込まれた一人の抽象的な人間と化してしまう。


具体的な顔を持ち、性格を持ち、好きなことや苦手なことを持つ、生身の人間は、薄いレースのカーテンで器用にくるまれ、”個”の存在は、こちらが近づいていっても、中々見分けにくい。


企業システムの崇高な理念が書かれた額縁の裏には、人をいかに利用するのか?というひんやりとした本音が隠れていることも多い。


しかし、これから伸びていく会社、サービスは、巨大なシステムに利用できる人間をはめ込むという発想ではなく、作ったプラットフォームの中で、人を活かす中で発展していく。


システムの中にはめ込むのではなく、プラットフォームの中で活かすという発想の転換は、現代における企業社会の底流に流れる哲学をも揺り動かす。


建前と本音が完全に別れ切った社会は終焉するのだ。


ここに、次の時代の光明が見え隠れしている。