需要と供給のバランスが悪く、講習料が高い

フィットネス市場は想像以上に大きい市場であることが分かった。その一方で、ジムやフィットネス市場には顧客のニーズに応えられるようなサービスが十分に提供されていないことも分かったという。


そこには需要と供給のバランスが悪く、講習料が高いという問題があった。


米国にはフィットネスに関する資格を持っているトレーナーが25万人もいるが、そのほとんどが週20時間ほどのレッスンを持てれば良いぐらいで、ほとんどの場合は充分な予約・利用を得られないでいるという。そのためトレーナーは1時間単位の講習料をより高く取らざるを得ないでいた。


スカイプ講習には、場所の制限を受けないという大きな利点がある。自宅にいながら講習を受けられるため、ジムに通う必要はない。また時間も調整しやすく、子供のいる母親や忙しい人でも自宅で講習が受けられる。またトレーナーにとってもオンラインでも仕事ができるようになれば、週あたりのレッスン時間も大幅に増やすことができる。



トレーニングの質、ユーザー体験の良し悪しを決めるのはトレーナーの力量にあると考えており、彼らに厳しめの資格や条件を彼らに課しているという。同サイトで働きたいトレーナーは、まず以下の3つの基準のうちいずれか1点をクリアしている必要があるのだ。


1. フィットネスに関連する学位を持っている+フィットネスに関連する資格を持っている+1年以上のフィットネス業界での経験

2. フィットネスに関連する資格を持っている+3年以上のフィットネス業界での経験

3. 10年以上のフィットネス業界での経験



顧客は自分の好きな時間、好きな場所で従来のフィットネスよりも安い価格で受講することができる。価格のみならず、オンライン学習のサービスを利用する上で重要なサービスの質に関してもWelloが実際にトレーナーを確認してその質を確保している。


またトレーナーは、これまでは働くことのできなかった時間もレッスンを入れられるようになり、収入を増やすことができる。煩雑なスケジュール管理もサイトで簡単に行うことができる。