各国別に行う宇宙開発1つとっても、本当は、世界が協力して進めた方がいいものはたくさんある。誰もが当たり前のように思うことさえ、巨大な組織同士のパラダイムの中では、実現が困難なことは多い。
しかし、これまで国家的なプロジェクトであったようなものが、小さな組織、またその連携とネットワークの中に降りてくる。そして、それらは、思いもよらなかったような偶有性のきらめきを放ち、セレンディピティの宝庫となるのである。
「全ては人類の共有資産」という理念は、21世紀の最大級の概念的発明として、世界の底流に静かに流れていく。
その潮流の中で、これまで簡単に解きほぐすことのできなかった難問、潜在的な課題にメスが入れらようとしている。
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